サスーンカットとは？

ヴィダルサスーンが世界中のヘアデザイナーに影響を与える。

小さなハサミ、ハンドドライヤー、ブラシでスタイルをつくる”サスーン・カットは美容師技術の基礎ともなっている。

東洋人をモデルに発表したおかっぱス型”ボブ・スタイルの生みの親

サスーンアカデミーは、

1954年にヘアーサロンを創業し、現在の美容における基本技術を生み出した故ヴィダル・サスーン氏（Vidal Sassoon）によりヘアカット、カラーリング、スタイリング技術を世界中に広げようと、1969年に初めてロンドンで最初のスクールを開講

1950～60年代

イギリスの首都ロンドンを舞台に誕生した文化、スウィング・ロンドン。

ミニスカートのマリー・クヮントと共にファッションシーンを索引した、

ヘア・スタイリストが、ヴィダル・サスーン。

サスーンのサロンには多くのモデルや女優、著名人が集った。

ミニスカートの女王ツィギー、数々のファッション誌の表紙を飾ったトップモデル、ジーン・シュリンプトン・・・

彼女たちを魅了したものは一体何だったのか？

これまでの、スプレーで固めた窮屈なヘアスタイルではなく、

「ウォッシュ＆ゴー」（＝洗ったまま何もしなくても出かけられる）と

称されるスタイリングは、女性のヘアだけでなく、生き方をも自由にした。

彼の斬新なヘアスタイルはVOGUEの表紙をかざり、

ロマン・ポランスキー監督『ローズマリーの赤ちゃん』ではミア・ファローのヘアカットを担当するなど、ロンドンだけにとどまらず世界中に広まっていった

今なお影響を与え続ける

「ハサミ一つで世界のファッションを変えた男」の軌跡を、

VOGUEのグレイス・コディントンは

「えり足をカットした時に感触で分かったわ。 “終わったよ頭を振って”…忘れられないわ」と語り、

盟友マリー・クヮントは「女性の髪を変えたのはあなただわ」と語った

サスーン：言うまでもなく、カット前に顔を分析し、骨格を知り、骨の高さを研究することで、どの角度から見ても盲点がないカットを徹底するんだよ。

ヘアカットはお客をイスに座らせてチョキチョキすることじゃない。

その人の骨格を研究することなんだ

引用：映画ヴィダル・サスーン

マリークヮント（Mary Quant,CBE) イギリスのファッションデザイナー

ツィッギー（Twiggy) イギリスの女優、モデル